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その景色のなつかしさに 瞬間 泣きたくなる。

都会と田舎のちょうど中間のようなこの街には
あたりまえのように いつもの夏がある。
通いなれた蝉時雨の路地をぬけ
坂道 登りつめると
あの夢の続きが待ってる。

心とばして 心とばして
やわらかな まあるい空気に包まれる。

満たされて、切なくて、胸の奥 ぎゅんぎゅんいっても
それでも心とばすから
想いのかぎり とばすから

恋することと うたうこと
きっと一生やめられない そうだろう?

真夜中すぎには 透明な言葉のかけら
真珠みたいにつなぎあわせて
抱きしめながら眠るんだ。

<2003.8.18>