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23 Apr 2011 10:50:33 am |
瓦礫に花が咲くように |
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瓦礫に花が咲くように
私は今日も種をまく。
そこへ行くのはできないけれど、
草木はやがて実を結び、鳥が運んでくれるから。
あなたに笑顔が降るように
私は今日も言葉を綴る。
側でささやきたいけれど、
気持ちはきっと繋がって、風が運んでくれるから。
瓦礫に花が咲くように
瓦礫に花が咲くように
私は今日も祈りのように、日々の暮らしをこの庭で送る。
想いは満たされあふれだし、廻れ、世界中のあなたに! |
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06 Sep 2010 08:40:46 pm |
季節は確実にうつろう |
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暑さに紛れて
少し忘れたフリをした
大好きな夏の終わり。
うろこ雲、
夜ささやく虫、
ホームセンターに並ぶ冬野菜の苗。
暑さにかまけて
気付かないフリをした。
しかし、季節は確実にうつろう。
まだ夏を生きていたい、と
セミのように思う。 |
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02 Mar 2010 11:34:53 pm |
だんなさまの靴(詩的 Ver.) |
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『明日の向きへ』
毎晩、
「お帰り」を言ったあと、
脱ぎ捨てられたあなたの靴を
明日の向きへと整える。
それが私の
小さな幸せ。
気付かれなくてもいい。
私だけが感じる
小さな幸せ。 |
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23 Feb 2010 10:44:35 pm |
おすそわけ |
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風の強い日に飛ばされた庭のキンカンを
いつの間にか鳥が食べていたよ。
春のすこしまえの季節の庭の幸。
ちいさなお客様におすそわけ。 |
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05 Feb 2010 11:59:41 pm |
すこしだけ春へ |
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まだ雪の残る北向きの庭に
今年も顔をだした、新しい芽。
すこしだけ春へ
動き出す。 |
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